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個人ブログのセキュリティ7つの対策!保護なしブログのリスクも解説

2025年11月21日

 

個人でのブログ運営において、セキュリティ対策を怠ると不正アクセスや情報漏えいなど深刻な事態を招く危険性があります。

 

情報漏えいや信頼失墜などのリスクを回避するため、個人レベルで実践可能なセキュリティ対策が不可欠です。

 

今回の記事では、保護なしのブログが直面するリスクと、個人でできる7つの具体的なセキュリティ対策の方法をまとめました。

 

本記事を読めば、不正アクセスやサイト改ざんから大切なブログを守るための具体的な安全点検の方法がわかります。

 

まずはセキュリティ対策の重要性を再認識し、手遅れになる前にできる対策から着実に実行して安全なブログ運営を目指しましょう。

 

保護なしだとどうなる?ブログセキュリティは重要!

 

ブログのセキュリティ対策が重要な理由は、以下のとおりです。

 

  1. 不正アクセスと情報漏えいの予防
  2. ユーザーからの信頼の維持
  3. 経済的な損失の回避
  4. コンプライアンス

 

情報漏えいや信頼失墜などの深刻な4つのリスクを理解し、手遅れになる前にいますぐブログの安全点検をはじめましょう。

 

1. 不正アクセスと情報漏えいの予防

 

ブログのセキュリティ対策を怠ると、悪意ある第三者による不正アクセスや重大な情報漏えいを引き起こす原因となります。

 

脆弱性を放置するとサイバー攻撃の標的となり、サイト改ざんや機密データの窃取といった被害にあう恐れがあります。

 

たとえば、オフィスバスターズが運営する「ビジフォン舗」が第三者による不正アクセスを受け、顧客情報などが漏えいしました。

 

不正アクセスと情報漏えいを防ぐためには、サーバーセキュリティの強化や脆弱性への迅速な対応が不可欠です。

 

2. ユーザーからの信頼の維持

 

ブログのセキュリティ対策は、ユーザーからの信頼を維持するためにきわめて重要です。

 

ユーザーは情報が安全に管理されていると信じてアクセスするため、一度セキュリティ事故が発生すると信頼は根底から覆されます。

 

人気のWordPressは脆弱性を狙った攻撃が多く、未対策ではユーザーがマルウェア感染などの被害を受けるかもしれません。

 

たとえば、「改ざんで不適切な情報が表示」「入力した情報が漏えい」などがあれば、二度と訪問しないでしょう。

 

定期的なメンテナンス・セキュリティプラグインの導入といった地道な保守作業が、結果的にユーザーの安心感につながります。

 

ユーザーの信頼は一度失うと取り戻すのが困難なため、継続的なセキュリティ対策を通じて安全性を確保し続けましょう。

 

3. 経済的な損失の回避

 

ブログのセキュリティ対策をしないと、甚大な経済的損失を招くリスクを抱えるはめになります。

 

たとえば、不正アクセスによってブログが停止すれば、広告収入や商品販売の機会を失ってしまうのです。

 

また、ブログを導線にしてメルマガやnoteにアクセスを流しているのであれば、全体の流れが止まります。

 

もし大規模なブログ・メディアの場合、情報漏えいが起きれば信頼回復のためのマーケティング費用などの出費は避けられません。

 

4. コンプライアンス

 

企業が運営しているブログのセキュリティ対策の不備は、コンプライアンス違反に直結する可能性があります。

 

日本でも個人情報や機密データに関して厳格な法的要件が定められており、遵守するための体制が求められます。

 

たとえば、特定の種類のデータを扱うブログは、暗号化・アクセス制御・定期的な監査といったセキュリティ措置の実施が義務です。

 

不適切なセキュリティ対策で情報漏えいが発生した場合、高額な罰金や業務停止命令が科せられる危険性があります。

 

セキュリティ対策は企業の社会的責任であり、法的義務でもあるため、コンプライアンスの観点からも絶対に軽視できません。

 

個人でできるブログのセキュリティ対策7つの方法

 

 

個人でできるブログのセキュリティ対策7つの方法 は、以下のとおりです。

 

  1. ソフトやプラグインの更新・整理
  2. 強力なパスワードと二要素認証の設定・管理
  3. ログインURLの変更
  4. アクセス制限の設定
  5. 定期的なデータのバックアップ
  6. SSL/TLSを導入して通信を暗号化
  7. VPNの導入

 

パスワード管理やバックアップなど個人で実践可能な7つの対策を実行し、不正アクセスや改ざんから大切なブログを守りましょう。

 

1.  ソフトやプラグインの更新・整理

 

ブログのセキュリティを維持するうえで、CMSやプラグインをつねに最新の状態に保ち、不要なものを整理しましょう。

 

古いバージョンのCMSやプラグインには脆弱性が含まれている場合が多く、不正アクセスされる可能性があるからです。

 

また、使用していないプラグインを放置しておくと、新たな脆弱性の温床になる危険性があります。

 

たとえば、WordPressのバージョンアップはもちろん、テーマ・プラグインも更新通知が来たら速やかに適用するべきです。

 

不要になったプラグインは停止するだけではなく、完全に削除してしまうほうがセキュリティ上は望ましいです。

 

2. 強力なパスワードと二要素認証の設定・管理

 

不正アクセスを防ぐには強力なパスワードを設定し、さらに二要素認証を導入してログインの安全性を高めましょう。

 

単純・使い回されているパスワードは総当たり攻撃・リスト型攻撃によって容易に突破されるリスクが高いためです。

 

強力なパスワードとは、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた、12文字以上のランダムな文字列を指します。

 

パスワードだけに依存した認証では、万が一パスワードが漏えいした場合に、即座に不正ログインを許してしまいます。

 

二要素認証を設定すればパスワードにくわえて、スマホアプリに送られる一時的なコードなどの認証が必要です。

仮にパスワードが第三者に知られても、第二の要素がなければログインが完了しないため、セキュリティが飛躍的に向上します。

 

強固なセキュリティのため、ブラウザのツールを使用して複雑なパスワードを安全に管理する方法がおすすめです。

 

3. ログインURLの変更

 

WordPressなどのCMSでは、ログインページのURLを推測されにくい独自の文字列に変更しましょう!

 

広く知られているWordPressのデフォルトのログインURLは、以下のとおりです。

 

デフォルトのログインURL

  • wp-login.php
  • wp-admin

 

ログインURLがわかっていると、パスワードの総当たり攻撃を仕掛けるときの標的となりやすくリスクが増します。

 

しかし、ログインページ自体を見つけにくくすれば、自動化されたサイバーアタックを大幅に減少させられます。

 

WordPressでログインURLを変更するためのプラグインを、以下の表にまとめました。

 

プラグイン名 特徴
WPS Hide Login ログインURLを簡単に変更でき、軽量で他のプラグインとの干渉が少ない
All In One WP Security & Firewall 総合セキュリティプラグインで、ログインURL変更のほか、不正ログイン対策も提供
SiteGuard WP Plugin ログインページのURL変更にくわえ、XML-RPCやreCAPTCHAによる保護機能が充実
Perfmatters 有料プラグインで、ログインURL変更を含めたパフォーマンス最適化とセキュリティ強化が可能
Login Rebuilder ユーザー権限ごとにログインURLをカスタマイズでき、柔軟な設定が特徴

 

ただし、変更したURLを忘れてしまうとログインできなくなるため、ブックマークやパスワード管理ツールで管理してください。

 

4. アクセス制限の設定

 

ブログ管理画面に特定のIPアドレスからのみアクセスできるように制限すれば、不正ログインを予防できます。

 

自宅やオフィスの固定IP以外からのアクセスを拒否すれば、攻撃者はログインページに到達できなくなるからです。

 

多くのレンタルサーバーでは、管理パネルから簡単にIPアドレスによるアクセス制限を設定できる機能が提供されています。

 

また、「.htaccess」というファイルに直接記述をくわえて、アクセスを制限する設定も可能です。

 

ただし、「固定IPではない」「外出先からもアクセスする」といった場合、アクセス制限は向いていません。

 

5. 定期的なデータのバックアップ

 

万が一の事態に備えて、記事本文・画像・設定ファイル・データベースといったブログのデータを定期的にバックアップしましょう。

 

どれほど厳重に対策を施していても、悪意のある攻撃によるデータの改ざんや消失のリスクを完全に排除できないからです。

 

バックアップが存在しなければ、攻撃で被害を受けたときに、これまで蓄積してきたコンテンツをすべて失う可能性があります。

 

多くのレンタルサーバーでは、自動バックアップ機能が標準サービスとして提供されているため、まずは確認しましょう。

 

WordPressで簡単にバックアップができるプラグインを、以下の表にまとめました。

 

プラグイン名 特徴
All-in-One WP Migration 初心者向けにシンプルな操作でサイト全体のバックアップと移行が可能で、無料版でも十分な機能を提供する
UpdraftPlus 定期バックアップを自動化し、Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージに保存でき、復元も容易
BackWPup データベースとファイルを一括バックアップし、メール通知機能付きで信頼性の高い無料ツール
Duplicator バックアップパッケージを作成して簡単に復元やサイト移行ができ、多様なストレージオプションに対応
WPvivid Backup 選択的なバックアップが可能で、リアルタイム復元機能が備わり、軽快な動作が特徴

 

復旧に慣れておくためにも、バックアップの仕組みを確立し、一度データから正常に復元できるかテストしましょう。

 

6. SSL/TLSを導入して通信を暗号化

 

ブログの安全性を高めユーザーに安心感を与えるため、通信を暗号化するHTTPS化(SSL/TLS)は必須の対策です。

 

HTTP通信ではユーザーが入力した情報が暗号化されず、ネットワークの途中で第三者に盗み見られる危険性があるからです。

 

また、HTTP通信だとブラウザにセキュリティの警告が表示され、ユーザーがアクセスしにくいという弊害も発生します。

 

しかし、HTTPS化するとブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示され、安全な接続であると視覚的に示せます。

 

現在、多くのレンタルサーバーが無料のSSL証明書を提供しており、初心者でも導入は非常に簡単です。

 

ユーザー・検索エンジンからの信頼を得るためにも、未導入の場合は速やかにブログの常時HTTPS化を実施してください。

 

7. VPNの導入

 

カフェや公共Wi-Fiなど、外出時にブログの管理画面にアクセスするときは、VPNの利用がおすすめです。

 

VPNとは?

VPNは仮想専用線と訳される技術で、インターネット上に安全な通信経路を仮想的に作る仕組みです。

 

VPNには個人が利用できるリモートアクセスと、企業の拠点間を接続するサイト間VPNの2種類があります。

 

それぞれの違いについては「サイト間VPNとは?種類やメリット、デメリット、設定方法を解説」をご覧ください。

 

公共のフリーWi-Fiスポットは、通信内容が暗号化されていない場合が多く、情報を盗まれる危険性が高いため注意が必要です。

 

しかし、VPNに接続すると公共Wi-Fi上であっても通信内容が暗号化されるため、情報漏えいのリスクを大幅に低減できます。

 

なお、VPNを契約するならコスト・セキュリティ・通信速度に優れた「NordVPNが、多くのユーザーから大人気です。

 

ブログセキュリティを向上させて被害を予防しよう!

 

ブログのセキュリティ対策を怠ると、不正アクセスや重大な情報漏えいを引き起こす原因となり、損害を被る恐れがあります。

 

セキュリティ事故はユーザーの信頼を根底から覆し、広告収入の機会損失といった甚大な経済的損失を招く大きなリスクです。

 

そのため、CMSやプラグインをつねに最新の状態に保ち、不要なものは削除して脆弱性の温床をなくすなどの対策が求められます。

 

情報漏えいや信頼失墜のリスクを理解し、手遅れになる前にいますぐブログの安全点検をはじめましょう。

  • この記事を書いた人

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当ブログは、『シンプルで見やすい記事を発信!』をモットーに「ブログ・WordPress」などWebに関する役立つ情報を発信していきます。【経歴】▶︎Webディレクター就職(歴9年)(コーディング・SEOが好きです!)▶︎ブログ開設

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